京都の風景：しまうまプリントの評判

夏の京都に久しぶりに出かけました。
やっぱり、京都は暑かった・・・・。
盆地だから、京都の夏は暑いよ。

でも、本当に久しぶりの京都は良かった。
まずは、家族全員が揃うことができたのだ。
これは、かなり久しぶりで珍しいことだ。

滅多に全員が揃わず、いつも中途半端だった。
でも、今回は、思い切って予約を入れてみたのだ。
まあ、とれなきゃあ仕方がないのであきらめる。

そんな程度だったのだが、予約ができたのだ。
直前だったので、これには少し驚きもあった。
夏場の京都は、観光客が少ないのかなあ。

でも、現実は京都は人が多かったのだ。
海外からは、やはり中国や韓国の方が目立った。
日本人って思っていたら、突然の韓国語の会話。

うーん、やっぱりアジアは分からないものだなあと。
暑いついでに、ついかき氷などを注文してみた。
当然、京都なので「宇治金時」を注文です。
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宇治金時（うじきんとき）を注文したのは、ただ一人だった。
何と、京都だからこそ「宇治金時」と思いこんでいたものを、、。
やっぱり京都のお茶、あの銘茶として名高い宇治茶を連想したのだ。

宇治茶の抹茶に砂糖と水を加え、あの色がたまらなく良いのだ。
しかも、今回は栗も入っているで甘さも格別なものが。
茶筅で泡立てたシロップかどうか、見かけでは分からない。

でも、かき氷とアズキのぜっみょうなバランスは最高。
自分的には、もう少し金時（きんとき）が多い方が良い。
でも、かき氷のてっぺんのバニラアイスはいけてるのかも。

これがバニラでなかったら、どんな感じなのかな。
シロップの白さは、バニラアイスがイメージにあう。
まあ、これが豪華なごちそうに見えてくるのだ。

まあ、座敷に通されて低塩風景も味わいの一つなのかも。
通常のかき氷からすると、少し豪華な食べ物にみえた。
お昼時もあってか、かなり待たされたのは言うまでもない。

しかし、これって電話予約もできるようなのだが、、。
まあ、飛び込みで入ったので、致し方ないことなのかも。
お店の雰囲気は、京都に来たと実感させてくれるものであった。
【FUJICOLOR】純正写真プリント

お店から出て、ふと屋根の上を見上げてみた。
何と、屋根瓦の上に見慣れぬものが乗っかっていた。
日本の瓦屋根なので、通常は鬼瓦が見られるのだが。

これは、どう見てもお年をめされた女性の姿では。
いわゆる、日本では「媼（おうな）」と呼ばれている。
「翁（おきな）」は、男性として知られてはいるのだが。

まるで日本昔話のようで、ちょっと意味を考えていた。
でも、注意深く見ていると、１体だけではなかったのだ。
そう、瓦材で造られたらしい像が、もう一体見つかったのだ。

何と、その像こそ「翁」に違いないものだった。
どうして、こんな所にあるのかと不思議だった。
まあ、京都の屋根瓦には違いがあるのかもしれない。

当初は、その程度の考えしか思いつかなかったのだった。
しかし、その理由は、後ほどはっきりと分かったのだ。
これも「おもてなし」の心なのだと感心した。

媼と翁の一対の像、そこには素晴らしい秘密があった。
それは、屋根から視線を落とした下の建物にあった。
そこには、古い木戸があり、何やら倉庫らしい感じが。

よく見ると、それは「電話ボックス」だったのだ。
何と、その電話ボックスを見るとスゴイ文面が。

「恋のかなう電話ボックス」

　この電話ボックスの上には翁（おきな）と
媼（おうな）がいます。
桜橋で出会った二人が幸せになれるようにとの
思いが込められています。

そう、恋人達の出会いの場所になっていたのだった。
携帯やスマホの時代に、これこそ京都と思った。
こういう風情が、ほんとに京都情緒なのかもしれない。

よく見れば、お店の手前に小さな石橋があったのだ。
そして、そこは哲学の道と繋がっていたのだった。
あぁ、やっぱり、ここは京都なのだと心から思った。
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デジカメで見る京都の風景